定期検診に長年通い続けた人ほど80歳でも歯が残る|取手市 坂寄歯科 院長の実見解

院長 三木雄斗
三木 雄斗(Yuto Miki, D.D.S.)
坂寄歯科医院 院長・歯科医師|ダイレクトボンディングをはじめとした保存科全般が得意な一般歯科医師
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この記事の要点(直接回答)

  • 定期的に通院を続けた患者さんほど、70〜80代になっても20〜30本の歯が残っている——これは当院で実際に目にしてきた現実です
  • 「痛くなってから行く」パターンを続けると、治療痕が増え、歯を失っていく一方になります
  • 定期検診は3〜6ヶ月に1回、保険適用で3,000〜5,000円程度。長期的には大幅な節約になります
  • 医院選びも重要:「何でもすぐ治療を始める歯科医院」ではなく、「経過観察という選択肢を提示してくれる歯科医院」を選ぶことが歯を守るうえで大切です

こんにちは。坂寄歯科医院 院長の三木です。

今日は「歯医者の定期検診」についてお話しします。

 

「歯医者は痛くなってから行くもの」と思っていませんか?実は、その考え方こそが、将来の大きな後悔につながるかもしれません。

 

この記事では、定期検診がなぜ大切なのか、科学的な根拠とともに、できるだけわかりやすくお伝えします。少し長い記事ですが、あなたとご家族の歯を守るために、ぜひ最後までお読みください。

 

定期検診って、本当に必要なの?

定期検診の有無で80歳時に残る歯の本数が平均23本と7本に分かれることや、日本・アメリカ・スウェーデンの定期検診受診率を比較した予防歯科の説明図|取手市藤代の坂寄歯科医院

 

結論から言います。はい、強くお勧めします。

でも、なぜそう言えるのでしょうか?それは、世界中の研究が同じ結論を示しているからです。そして、私自身の日々の診療を通じても、それを実感しています。

 

当院では、70〜80代になっても20〜30本の歯がしっかり残っている患者さんが多くいらっしゃいます。共通点をあげるとしたら、先代(父)の頃から長年ずっと定期的に通院してくださっている方ばかりです。逆に、「痛くなったら来る」を繰り返してきた方は、治療痕が増えていく一方で、最終的に多くの歯を失ってしまうケースが目立ちます。この差は、患者さんを長く診ていると本当にくっきりと見えてきます。

— 院長 三木雄斗

数字で見る定期検診の効果

まず、驚くべきデータをご紹介しましょう。

ある調査によると、80歳まで定期的に歯のメンテナンスを受けていた人は、平均して23本の歯が残っていました

一方、痛い時だけ歯医者に通っていた人は、わずか7本しか残っていませんでした。

この差、16本です。

 

想像してみてください。

80歳になったとき、ほぼすべての歯で好きなものを食べられる人生と、多くの歯を失って食事に制限がある人生。どちらがいいでしょうか?

 

世界の常識、日本の現実

実は、先進国では定期検診は「当たり前」なんです。

一方、日本では2022年時点で58%の人が過去1年間に検診を受けたと答えています。

増えてはいますが、まだまだ「痛くなってから」という人も多いのが現実です。

 

でも、日本には素晴らしい国民皆保険制度があります。海外では数万円かかる歯のクリーニングが、日本では数千円で受けられるんです。

この恵まれた環境を、ぜひ活用してほしいのです。

 

なぜ「痛くなってから」ではダメなのか

むし歯が進行してから痛みが出る仕組みと、定期検診に通う人と痛い時だけ受診する人では歯を失うリスクが約2.7倍違うことをイラストで解説した図

 

虫歯も歯周病も、痛みが出たときにはもう遅い

これが最も重要なポイントです。

虫歯は、初期段階では全く痛みがありません。

エナメル質という硬い部分を虫歯菌が溶かしている段階では、痛みを感じる神経まで届いていないからです。

 

痛みが出るのは、虫歯が象牙質を超えて神経に近づいたとき。

この段階になると、もう簡単な詰め物では済みません。

神経を取る治療が必要になることも多く、治療回数も費用も何倍にも膨らみます。

 

歯周病はさらに厄介です。

「静かなる病気」とも呼ばれ、痛みがほとんどないまま進行します。

気づいたときには歯を支える骨が溶けて、歯がグラグラ...ということも珍しくありません。

 

データが証明する恐ろしい現実

ある研究では、「痛くなった時だけ受診する人」は、定期的に通っている人に比べて、今後歯を失うリスクが約2.7倍になるという結果が出ています。

つまり、「痛くなってから」という行動パターン自体が、将来の歯の喪失を招いているのです。

 

定期検診の具体的なメリット

定期検診で早期発見・歯周病の進行抑制・治療した歯を長持ちさせること・フッ素塗布などプロによる予防処置が受けられる具体的メリットを4コマでまとめた図

 

1. 小さいうちに見つかれば、治療は簡単で安い

定期検診の最大のメリットは、早期発見・早期対処です。

 

小さな虫歯の段階で見つかったら:

痛みが出るまで放置したら:

 

実際、ノルウェーで20年以上追跡した研究では、定期的に受診している人は、そうでない人に比べて虫歯の増加が明らかに少なかったと報告されています。

 

2. 歯周病の進行を食い止められる

歯周病は30代以上の約8割がかかっていると言われる国民病です。

でも、多くの人は自覚がありません。

 

定期検診では、歯科衛生士が専門的なクリーニング(PMTC)を行います。これは普段の歯磨きでは取れない歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を除去する処置です。

 

3〜6ヶ月ごとにこのクリーニングを受けている人は、歯周病で歯を失うリスクが大幅に低いことが研究で明らかになっています。

 

歯ぐきが腫れたり血が出たりするのは、すでに炎症が起きているサイン。定期検診なら、その前の段階で対処できるのです。

 

3. 治療した歯を長持ちさせられる

実は、一度治療した歯こそ、定期検診が重要なんです。

 

詰め物や被せ物は、時間とともに表面に細かい傷がついたり、艶が失われたりします。

すると、そこに汚れや細菌がつきやすくなり、再び虫歯になるリスクが高まります。

 

定期検診での研磨処置の効果:

 

せっかく時間とお金をかけて治療した歯を、できるだけ長く良い状態で保つ。それも定期検診の大切な役割です。

 

4. プロによる予防処置が受けられる

定期検診では、必要に応じて様々な予防処置が受けられます。

 

高濃度フッ化物塗布:

当院では、保険診療のルールに則って高濃度フッ化物の塗布を行っています(保険診療のルール上使用できない方もいらっしゃいますので、ご相談ください)。

フッ化物は歯の表面を強化し、虫歯菌の働きを抑える効果があります。

特に子どもに有効で、定期的なフッ素塗布により虫歯発生率が約30〜40%減少することが科学的に証明されています。

大人の方にも、歯の根元が露出している方や虫歯リスクが高い方には、高濃度フッ化物塗布をお勧めしています。

 

シーラント:

奥歯の溝を樹脂で埋めて、虫歯を予防する処置。特に生えたての永久歯に効果的です。

 

歯磨き指導:

自分では気づかない磨き残しのクセを指摘してもらえます。正しい磨き方を学ぶことで、毎日のケアの質が向上します。

 

これらの予防処置は、虫歯になってから治療するより、はるかに簡単で効果的なのです。

 

お金の話 - 実は定期検診は「節約」になる

年2回の定期検診とクリーニングに年間約1万円かける場合と、神経治療・抜歯やインプラントなど将来の高額治療費を比較し、定期検診が結果的に節約になりやすいことを示した図

 

「痛くもないのにお金を払うのはもったいない」と思う気持ち、よくわかります。

でも、長い目で見れば、定期検診こそが最大の節約なんです。

 

驚きの研究結果

アメリカで5年間にわたって行われた大規模調査があります。

毎年予防目的で歯科を受診していた人と、まったく受診しなかった人を比較したところ、定期検診を受けていた人の歯科治療費は、受けなかった人より平均43%も安かったという結果が出ました。

つまり、定期検診に通っていた人の方が、通わなかった人より総治療費が半分近くで済んだのです。

 

なぜそんなに差がつくのか?

同じ研究で、こんなことも明らかになりました。

定期検診を受けていた人は、受けなかった人に比べて:

つまり、「大事に至る前に対処できる」から、高額で大変な治療を避けられたのです。

 

日本ではさらに有利

日本の保険制度では、定期的な歯石除去やクリーニング、高濃度フッ化物塗布も保険適用されます(3割負担)。

年に2回、計1万円の定期検診で、将来の数十万円の治療を防げるなら、どちらが得でしょうか?

 

お口の健康は全身の健康につながる

よく噛めることによる栄養バランスの良い食事、歯周病と糖尿病・心臓病の関連、フレイル・認知症予防、誤嚥性肺炎や妊娠への影響など、お口の健康と全身の健康のつながりを示した図

 

実は、定期検診の価値は「歯を守る」だけではありません。

 

しっかり噛めることの大切さ

歯が多く残っている人は:

高齢者を対象にした研究では、歯の本数が少ない人ほど低栄養状態になりやすく、フレイル(虚弱)になるリスクが高いことが報告されています。

噛むことは脳への刺激にもなるため、認知症予防にもつながる可能性があるのです。

 

歯周病と全身疾患の深い関係

近年の研究で、歯周病が様々な全身の病気と関係していることがわかってきました。

 

糖尿病:

歯周病があると糖尿病が悪化しやすく、逆に歯周病を治療すると血糖コントロールの指標(HbA1c)が平均0.3〜0.4%改善するという研究があります。

 

心臓病:

歯周病のある人は心臓病になるリスクが約1.3倍高いとの報告があります。歯ぐきの慢性炎症が血液を通じて全身に影響するためです。

 

誤嚥性肺炎:

高齢者の場合、お口の中に細菌が多いと、誤って唾液を肺に吸い込んだときに肺炎を起こしやすくなります。専門的な口腔ケアを受けたグループは、受けなかったグループに比べて肺炎の発生率が約半分になったという研究結果もあります。

 

妊娠への影響:

妊娠中に歯周病があると、早産や低体重児出産のリスクが高まることも指摘されています。

定期検診でお口の健康を保つことは、こうした全身の病気の予防にもつながるのです。

 

「わかってるけど行けない」あなたへ

定期検診やむし歯予防の大切さはわかっているけれど通院を迷っている人が「わかってるけど行けない…」と悩み、「でも少しだけ一歩を踏み出してみませんか?」と呼びかけるイラストバナー

 

ここまで読んで、「大事なのはわかった。でも...」と思っている方も多いでしょう。

実際、定期検診の大切さは多くの人が「頭では」理解しています。でも行動に移せない。その気持ち、よくわかります。

 

みんなが感じているハードル

「痛くないから必要性を感じない」

今困っていないと、つい後回しにしてしまいますよね。でも、痛みが出たときにはもう手遅れということを思い出してください。

 

「忙しくて時間が取れない」

仕事、家事、育児...確かに時間は貴重です。でも、虫歯で何度も通院する時間と、予防のための年2回の検診、どちらが時間の節約でしょうか?

 

「お金がもったいない」

前述のとおり、長期的には定期検診の方が圧倒的に安上がりです。

 

「歯医者が怖い・苦手」

過去の痛い記憶から歯科に不安を感じる方は少なくありません。でも、定期検診は基本的に痛みのない処置です。むしろ「痛い治療をしなくて済むため」の検診なのです。

 

続けるためのコツ

1. 次回予約を必ず取って帰る

「そのうち予約しよう」では忘れます。その場で次回の予約を取ってしまいましょう。

 

2. スマホのカレンダーに登録

予約日の1週間前、前日にリマインダーを設定。忘れることを前提に仕組みを作りましょう。

 

3. 通いやすい歯科医院を選ぶ

家や職場の近く、土日や夜間診療がある、など自分の生活に合った医院を選ぶことも大切です。

 

4. 小さな一歩から

「いきなり完璧に」と思わなくて大丈夫。まずは1回受けてみる。それだけで大きな一歩です。

 

どれくらいの頻度で通えばいい?

虫歯や歯周病などリスクが高い人は3〜4か月ごと、一般的には3〜6か月ごと、お口の状態が良好な人は6〜12か月ごとの定期検診が目安であることをカレンダーで分かりやすく示した図

 

「定期検診」と言っても、どれくらいの間隔で通えばいいのでしょうか?

 

基本は3〜6ヶ月に1回

日本歯科医師会は「おおむね3〜6ヶ月に1回程度」を推奨しています。ただし、これは平均的な目安。実際には一人ひとりのリスクに応じて調整するのが理想です。

 

3〜4ヶ月ごとが望ましい人:

 

6ヶ月〜1年ごとでもOKな人:

 

大切なのは、「まったく受診しない期間」を作らないことです。

 

どの医院に通うかも、実は大切

定期検診の頻度と同じくらい重要なのが、どの医院を選ぶかです。ここは正直にお伝えしたいことがあります。

「何でもすぐ治療を始める医院」に通い続けると、治療痕が増えてかえってマイナスになることがあります。初期の変化に対して「経過観察でいきましょう」と言える歯科医師を選んでください。削るべきかどうかを慎重に判断してくれる医院に長年通い続けることが、歯を本当の意味で守ることにつながります。

— 院長 三木雄斗

「経過観察」とは、すぐに削って詰めるのではなく、変化の様子を定期的に確認しながら進行を防ぐアプローチです。初期のむし歯などは、適切なフッ素塗布とセルフケアで進行を止められるケースもあります。予防歯科へのこだわりを持つ医院かどうかを、受診前に確認してみてください。

 

子どもの頃から習慣に

子どもの頃からのフッ素塗布やシーラントによる乳歯のむし歯予防と、早期喪失が永久歯の生え変わりに影響すること、一生の習慣として大人からでも定期検診を始められることを説明した図

 

定期検診は、できれば子どもの頃から習慣にするのが理想です。

 

乳歯の時期から予防を

「どうせ生え変わるから」と思っていませんか?実は、乳歯の虫歯は永久歯にも影響します。乳歯が早く抜けると、永久歯が正しい位置に生えてこないこともあります。

 

幼少期から定期的にフッ素塗布やシーラントで予防することで、虫歯になりにくいお口を育てられます。当院でも、お子さまへの高濃度フッ化物塗布を保険診療で行っていますので、ぜひご相談ください。

 

一生の習慣につながる

幼い頃から定期検診に通っている子は、大人になっても予防歯科を続ける傾向があります。

「歯医者は痛い時に行くところ」ではなく、「気持ちいいクリーニングをしてもらえるところ」という印象を持ってもらえれば、それは一生の財産になります。

 

大人からでも遅くない

「子どもの頃から通っておけばよかった...」と思っても、今からでも全く遅くありません。

今日が、これからの人生で一番若い日です。思い立った今から始めれば、将来のリスクを確実に減らせます。

 

定期検診で得られる「目に見えない価値」

定期検診で得られる「目に見えない価値」として、クリーニング後のツルツルした歯の気持ちよさ、口臭の不安が減ること、笑顔に自信が持てること、定期チェックによる安心感をまとめた図

 

最後に、数字では測れない定期検診の価値についてお話しします。

 

歯がツルツルで気持ちいい

専門的なクリーニングの後、舌で歯を触るとツルツルで気持ちいい。この感覚、体験した人にしかわかりません。多くの方が「クリーニング後のこの感覚が好きで通っています」とおっしゃいます。治療した詰め物や被せ物も、定期的に研磨することで艶が保たれ、まるで新しい歯のような輝きを維持できます。

 

口臭の心配が減る

歯石や歯周病は口臭の大きな原因。定期的にクリーニングを受けることで、口臭の心配が減り、人と話すときの自信につながります。

 

見た目の印象が良くなる

歯石や着色が取れて、歯ぐきの炎症が治まると、口元の印象が明るくなります。笑顔に自信が持てるようになった、という声も多く聞きます。

 

安心感が得られる

「定期的にプロにチェックしてもらっている」という安心感は、精神的にも大きいものです。痛くなってから慌てて駆け込むのではなく、「次回は○月○日に診てもらう予定」という状態でいられることの安心感。これも定期検診の価値です。

 

まとめ:今日から始める「予防歯科」

3〜6か月に1回30〜60分・1回約3,000〜5,000円(保険適用)の定期検診にかかる時間と費用と、痛い治療を避けて歯の寿命や全身の健康維持に役立つメリットを天秤で対比させた予防歯科のまとめ図|取手市藤代の坂寄歯科医院

 

長い記事をここまで読んでいただき、ありがとうございます。定期検診の価値、伝わったでしょうか?

 

定期検診で得られるもの:

定期検診にかかるもの:

 

この投資で、将来の大きな後悔を防げるなら、どうでしょうか?

 

院長から:定期検診を続けた患者さんたちを診てきて思うこと

定期検診で痛くなる前に歯の健康を守り、「もっと早く来ていれば…」という後悔を減らして、自分の歯で孫と同じものを食べられる幸せを目指そうと呼びかける坂寄歯科医院のメッセージ画像|取手市藤代の予防歯科・定期検診のご案内

 

私たち歯科医療従事者が一番見たくないのは、「もっと早く来ていれば...」という患者さんの後悔の表情です。

 

「痛くなってから来たけど、もう抜くしかない」

「若い頃からケアしておけばよかった」

 

そんな言葉を聞くたびに、心が痛みます。でも、嬉しい瞬間もたくさんあります。

 

「定期検診のおかげで、80歳でまだ全部自分の歯です」

「孫と同じものを食べられるのが幸せ」

「クリーニング後のツルツル感がたまらない」

 

そんな笑顔を見ると、この仕事をしていて良かったと思います。

 

当院では、一人ひとりのお口の状態に合わせた定期検診プランをご提案しています。クリーニングでの丁寧な研磨、保険診療での高濃度フッ化物塗布など、予防に力を入れた診療を行っています。

 

今日、この記事を読んだことが、あなたの人生の転機になるかもしれません。

 

「歯医者は痛くなってから行くもの」から、「歯医者は健康を守るために行くもの」へ。まずは一度、検診を受けてみませんか?

 

お口の中をチェックして、今の状態を知る。それだけでも大きな一歩です。

あなたとご家族が、いつまでも自分の歯で美味しく食事を楽しみ、笑顔で過ごせますように。スタッフ一同、心よりお待ちしています。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 定期検診は痛くなくても受ける必要がありますか?

はい、必要です。むし歯も歯周病も初期は自覚症状がほとんどなく、痛みが出たときにはすでに進行していることが多いです。定期検診は病気を早期発見・早期対処するために行くものであり、「痛くなったら行く」では歯を守ることが難しくなります。「痛みが出てから通院するというのは昭和の頃の価値観」といっても過言ではありません。

Q2. 定期検診の頻度はどのくらいが目安ですか?

一般的には3〜6ヶ月に1回程度が目安です。むし歯・歯周病のリスクが高い方や治療後のメインテナンス期間中の方は3〜4ヶ月ごとが望ましく、お口の状態が良好でセルフケアがしっかりできている方は6〜12ヶ月ごとでも良い場合があります。当院の予防歯科ページでも詳しく紹介しています。

Q3. 定期検診の費用はいくらですか?保険は適用されますか?

保険適用(3割負担)で、1回あたりおおよそ3,000〜5,000円程度が目安です。歯石除去(スケーリング)やクリーニング(PMTC)、フッ素塗布なども保険の範囲で受けられます(条件による)。年2回の検診で年間1万円程度の費用で将来の高額治療を防げる可能性が高いため、長期的には大幅な節約になります。

Q4. 定期検診に長年通い続けると、本当に歯が残せるのですか?

当院では、70〜80代になっても20〜30本しっかり歯が残っている患者さんが多くいらっしゃいます。共通点は先代の頃から長年にわたって定期的に通院していた方々です。逆に、痛くなってから受診するパターンが続くと治療痕が増え、歯を失う一方になるケースを多く見てきています。定期検診の積み重ねが、将来の歯の本数に大きな差を生みます。

Q5. 定期検診に通う医院はどう選べばいいですか?

定期検診に通う医院選びはとても重要です。「何でもすぐ治療を始める医院」に通い続けると、必要以上に削られたり治療痕が増えたりして、かえってマイナスになることがあります。初期段階で「経過観察という選択肢」を提示してくれる医院、つまり削るべきかどうかを慎重に判断してくれる歯科医師を選ぶことをおすすめします。

Q6. 子どもはいつから定期検診に連れて行くべきですか?

乳歯が生え始めたらできるだけ早い時期から連れて行くことが理想です。乳歯の虫歯を防ぐためのフッ素塗布やシーラント、正しい歯磨き習慣の形成が目的です。子どもの頃から「歯医者=怖い場所」ではなく「クリーニングをしてもらう気持ちのよい場所」という印象を持つことが、生涯の予防歯科の習慣につながります。

Q7. 通院を途中でやめてしまいました。また通えますか?

もちろん通えます。ただし、長期間空いてしまった場合は再度口腔内の状態を確認する必要があるため、初回相当の時間を要し予約が先になることがあります。治療の途中で中断している場合はその部分が悪化しているケースも多いので、できるだけ早めにご連絡ください。

Q8. 定期検診とPMTC(歯のクリーニング)は何が違いますか?

定期検診は口腔内の状態チェック(むし歯・歯周病の確認、レントゲン撮影など)が主目的です。PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は歯科衛生士が専用機器を使って行う本格的なクリーニングで、普段の歯磨きでは取り切れない歯石やバイオフィルムを除去します。定期検診ではこの両方をセットで行うことが多く、組み合わせることで予防効果が最大化します。

 

参考文献

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