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執筆者の写真三木雄斗

前歯のダイレクトボンディング


こんにちは。

ブログタイトルのナンバリングが限界に近付いてきたので、いっそ停止させたいと思います。

例えば、今回のタイトルで言えば、「ダイレクトボンディング⑩」となりますが・・・

〇に囲まれた数字にいつか限界が来ますので、今後は普通に「前歯のダイレクトボンディング」みたいな感じで行きたいと思います。

さて、今日の内容は、昔のPCを触っていたら、出てきた懐かしい症例写真を出させて頂きます。

画像の作成日を見る限りだと2年前ですね。

いつもはアメリカに住まれている方で、帰国したから治療をしたいってことで来院された方でした。

アメリカの医療費は高いですからねぇ・・・

前も画像で出しましたが、こういうデータがあります。

世界各国にあるマクドナルド。

そのマクドナルドのハンバーガーセットの価格を用いることで物価が分かりやすいということで作られた図です。

これで見ると日本のなんと安いことか・・・

治療費が安いことでだれでも簡単に治療が受けられるという大きなメリットはありますが、

(元々生活保護の方や経済的弱者の方でも治療を受けられるように作られた制度ですからね。モノによっては小・中学生のお小遣いでも十分に治療を受けられます。)

逆に言えば、だれでも治療が受けられることで、「悪くなったら、また治せばいいや」と予防への意識が低くなってしまいがちなんです。

これが先進国でありながら、健康に関しては発展途上国と同レベルかそれ以下と揶揄される日本の保険診療の問題点です。

昔は「痛くなったら歯医者に行く」という考え方が主流でした。

ですが、現在は「痛くならないようにするために歯医者に行く」というのが主流になってきています。

話が少し横道に逸れてしまいました。

この患者さんなんですが、1か月後に帰国されるという事で予約を取りに来たのですが・・・

多くの歯科医院では治療の効率化の為に、予約制を導入しています。

そしてそこそこ人気のある医院だった場合、予約は通常2~4週間は先になってしまう事も良くあります。

(私も神奈川県で治療をしている時には、最大で2ヶ月待ちになってしまった事があります。)

通常このサイズの虫歯だと被せ物になりますが、それだと技工物が出来てくるまで待ってると帰国に間に合わず・・・。

強度的にギリギリであることを説明した上でダイレクトボンディングで1日で治療を終了できるようにやってみました。

(昔の画像の作り方だったので、こんな感じに一枚に纏めてしまっています。)

この方は治療後、アメリカに帰国した後、半年後くらいに別の歯に痛みが出て歯科医院に駆け込んだそうです。

その際に「現地の歯科医師に治療を行ったことを気付かれなかったよ!マイクロスコープも使ってたのにさ!ありがとう!!」と喜んでアメリカからメールを送ってきてくださいました。

歯科医師にばれないように治療するというのがダイレクトボンディングの醍醐味ですね(・∀・)ニヤニヤ

メールをくださったこともあって記憶にしっかりと残っている方でした。

その後、長持ちするようにTCHなどの力のコントロールに気を付けながら使ってもらえると嬉しいですね。

(TCHについてはそのうちまた記載します。)

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