こんにちは。
梅雨が思った以上に早く終わり、とうとう暑い季節がやってきましたね。
皆さん、熱中症に注意し、水分補給はしっかりと行ってくださいね。
クーラーの効いている室内でも起こる可能性がありますので。
今日は、保険適用内の治療法であるメタルクラウンについてです。
所謂「銀歯」と呼ばれるものですね。
治療の流れは神経があるか無いかで変わってきますが・・・
①虫歯を取る
↓
(②神経の治療をする)
↓
(③土台を立てる)
↓
④形作り・型取り
↓
⑤出来た物を調整してSet
となります。
※②③は神経の治療(歯内療法)が必要な場合に行います。
模型の写真です。
クラウンというものはこのように全周を削ります。
メタルインレーの形と見比べてもらうとその削る量の違いがわかりやすいかと思います。
基本的に歯の外形をある程度残しつつ削ります。
上段右側の写真を見てもらえるとわかりやすいかもしれませんが、元の歯の形態に似せて削ります。
奥に見える歯と今回のケースは同じ種類の歯ですので、奥の歯をそのまま小さくしたような形になっています。
また、金属の厚みは一定にしたほうが適合が良くなりますので、下段の写真のように、均一に削る必要があります。
クラウンも、インレー同様、ガタガタな形作りを行うと、技工士さんが作りづらくなり適合が悪くなります。
そのため、なるべく段差を作らないようにする必要がありますね。
そして、出来た金属がこちらです。
インレー同様、非常に適合が良く作ってくれています。
装着したのがこちらです。
左から3番目の歯が今回Setしたものです。
上の歯なので、直接カメラで撮ることができないので、鏡を入れて撮影しています。
そのため、鏡面像となっておりますので、左右が反転してしまっています。
(側面を写し忘れてしまいました・・・すみません・・・。)
こちらもインレー同様、神経が生きている歯の場合・・・
※フライパンや車のボンネットで考えて貰うと分かりやすいですが、金属は熱を通しやすいです。
その為、一時的にですが冷たいものや温かいものが染みるような感覚が出ることがあります。
といった事が起こる場合があります。
また、被せたものはどうしても元の歯とは形が変わっていますので、違和感が生じる場合もあります。
多くの場合違和感は2週間も掛からずに消えてくれますので、もしクラウンをセット後に違和感が生じてしまっても慌てずに少し様子を見てもらったほうがいいと思います。